月曜。

さすがに二日徹夜のあとだったので、ダウン……している暇はなかった。
たにやんさんに誘われて、ユニットRさんの『八百屋の犬』を観に行く。
奇才の故・岸田理生さんが、里見八犬伝を語りなおした物語。
もうね。
こういうの大好き!!
この手の前衛劇は、“脳が死ぬ”瞬間がたまらなくいいです。
始めは話の筋を追おうと必死になってみるのですが、情報量の絶対的な多さ、または少なさで、脳みそが理解するのをやめる瞬間があるのです。
そしてふと、舞台上を見ると、すばらしい役者の肉体がそこにあるのです。
これが……いい!!
思わず書き言葉が変わっちゃうくらいに、いい!!
は〜楽しかった。
◆◆◆
『負け犬はいるのに、どうして勝ち犬はいないんだい?』
『それはナ、すべての犬がすべからく“負けている”からさ』
『勝った犬など、いまもむかしもこらからも、世界中何処を探してもいやしない』
『いないんだよ』

そして夜勤。

行ってきます。